「あさり」や「なめこ」、「さつまいも」を使った味噌汁のレシピ・作り方を紹介しています。
味噌汁のレシピ、作り方
味噌汁のレシピ、作り方を紹介します。代表的なあさり、なめこ、さつまいものレシピ、作り方です。最近はインスタントの味噌汁も数多くありますが食材をプラスすることでおいしくなったり栄養価が高くなります。
あさりの味噌汁
材料(4人分)
あさりの 300g、赤味噌 大さじ3、だし汁 3~3.5カップ
作り方
鍋にだし汁と砂抜きしたあさりを入れ火にかけます。沸騰するとアクが出てくるので丁寧に取り除きます。あさりの口が開いたら火を弱め赤味噌を溶かしいれて出来上がりです。
あさりの砂抜き方法は以下の通りです。
- 水1リットルに対し、大さじ2~3杯(30g前後)の塩を入れた塩水を作る (海水の濃度と同じ位)
- 平らな鍋などに貝がなるべく重ならないように並べる
- 貝がかぶる程度に塩水を入る
- 約3~4時間暗い場所に置く
なめこの味噌汁
材料(4人分)
なめこ 1袋、みそ 大さじ3、だし汁 3カップ
作り方
なめこは熱湯をかけからさっと水洗いし水気を切ります。鍋にだし汁を入れて煮立ったらなめこを入れて再び煮立ったところにみそを溶き入れて出来上がりです。
さつまいもの味噌汁
材料(4人分)
さつまいも 1本、ねぎ 1/2本、みそ 大さじ3、だし汁 3カップ、いりごま 少々
作り方
さつまいもは1cm厚さの輪切りにし、水にさらしてアクを抜きます。ネギはぶつ切りにします。だし汁に水けをきったさつまいもを加え、柔らかくなるまで煮ます。ネギを加えてみそを溶き入れ、一煮立ちしたら火を止め出来上がりです。吸い口に粗くきざんだゴマをふります。
実はたくさんある味噌汁の具材
味噌汁の具材には地方風土により様々なバリエーションがあります。一例を紹介します。
魚介類・海藻類
ワカメ(乾物の場合、水で戻し、切ってから使い、塩ワカメは塩抜きをする)、しじみ・あさり(水から入れ、全て口が開いたら味噌を加える)、白子、タラ、アオノリ
野菜・加工品
ナメコ(ぬめりを落として入れる)、大根(水から入れる)、えのき、シイタケ、ネギ(小口切りまた、ザクきりにして、主たる具材としても使う)、ミョウガ(小口切りにして吸い口として)、ニンジン・ジャガイモ・ゴボウ・かぼちゃ(水から入れる)、タマネギ、キャベツ、ミツバ、白菜、油あげ(油抜きをして)、豆腐(さいの目切り)、納豆(叩き割ったり、すりつぶしてから)、マーガリン(椀に盛ってから)、麩、そうめん(ゆでてから)、もやし、ヘチマ
肉・加工品
豚肉、ソーセージ、鶏卵 (味噌を入れてから入れる)、バター (お椀に盛ってから入れる)
味噌汁とは?
味噌汁 (みそしる)とは、出汁に野菜や魚介類などの具を加えて煮たあと味噌で調味した日本料理です。日本の食文化において主食とされる米飯や雑穀飯の副食として味噌汁は重要な食べ物となっています。
伝統的な食生活において日常生活の食事は「一汁一菜」と表現され、主食に味噌汁のような汁物と「菜 (さい)」、「おかず」と称される固形の副食を一品ずつ組み合わせるのが一般的でした。
主食を食べるに際しての食欲増進の役割をおかずと共に果たすと同時に、味噌に含まれる大豆のタンパク質は、かつての低蛋白の日本食における主要な蛋白源でした。また、労働で汗とともに消耗する塩分の補給に大きな役割を果たしていました。
味噌汁の調理に際しては味噌を加えた後に強く煮立たせると香りが揮発して風味が減じることに気を配る必要があります。味噌汁の具材や作り方によって名称が「けんちん汁」、「鱈汁」、「豚汁」「三平汁」など変わります。なお、鍋物を味噌で仕立てた場合には味噌汁とは言わないそうです。
豆知識ですが、納豆の糸がひいている時に箸を味噌汁につけて納豆の糸を切ろうとすると簡単に切れますよ。
出汁・味噌について
味噌汁に使用する味噌は各家庭で様々に分かれるが、各地域で見ると相対的に赤味噌が好まれる地域・白味噌が好まれる地域などにブロック化することができます。それがそのままその地域の代表的な味噌の銘柄にもなっていることも多いようです。しかし、戦後は流通経路の発達に伴って特に信州味噌が全国的に普及し、これを使う家庭が多いようです。
味噌汁の出汁は、主に昆布・煮干・鰹節が多く使われます。これも、各家庭、様々でかつお節を使用したり、昆布で出汁をとったり、またはこれら複数の材料で出汁をとったりします。近年は化学調味料の発達から、化学調味料でとる家庭も多いようです。
味噌汁一杯分の味噌の使用量は15gが標準とされていますが、好みや使用する味噌の違いなどによって若干幅があります。汁としての塩分濃度は概ね1%程度です。
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