教室以外で建築模型を作る時の問題点とは?
建築模型を作ろうとして、最初にぶち当たる壁は参考図面の入手です。
建築学科の教室であれば参考になる資料の入手は容易でしょう。しかし、それ以外、例えば、予習や趣味などで建築模型を作ろうとするのであれば、普通は参考図面はなかなか手に入りません。
書店に行けばなんとかなりそうですが、普遍的な図面や、立面図や断面図などは滅多に掲載されていません。
しかし、探せばあるものです。1級・2級建築士設計製図試験の解答例が、建築模型の初心者にはピッタリのお手本的な設計図面と言えます。
構造的にも計画的にも複雑でない図面で、わかりやすく建築模型を作るのに、とても役に立ちます。現代ではネットでダウンロードが出来ます。
教室で教えられる建築模型の材料とは?
建築模型とはどのような材料を用意すればよいのでしょうか?
教室で教えられるお勧めの材料とは、100円ショップなどで購入できる安くてコスパのいいものです。
まずは、厚みがちょうどいい作りやすい工作用紙です。くすみカラーの色画用紙と黒ボール紙も、落ち着いた雰囲気の模型にしたり、カッコいい感じにするのに色の違いが役立つケースがありますので、あれば便利です。
また、フタの出来る使い捨て塗料皿は、ボンドとかスチノリや絵の具などを入れておき、途中でしばらく使わないと判断して、フタをすればすぐに乾くのを防いでくれます。
さらに、瞬間接着剤用のハケは、先端が2種類あり、接着剤が先端で固まっても剝がれやすい仕組みになっています。
教室で教わる建築模型のキレイな作り方とは?
建築模型をキレイに作るのは意外と難しいものです。
シンプルな長方形でさえも、斜めになったりズレたりして、キレイにならないものです。
教室では綺麗な長方形を作るためには、角の直角をしっかり守ることを教えます。
ボンドは速乾タイプの木工用ボンドを使います。接着角度が思い通りにしやすいというメリットがあります。
スチノリを使われる人々が多いのですが、スチノリは乾くのに時間がかかり、乾くまでに傾いたりズレる事があり、お勧めしていません。
スチ板をカッターナイフで切る時は、一回(一発)で切ろうとすると汚くなります。何度も切込みを入れて切り離します。
組み合わせる部分は、面取りをすると組み合わせた時にキレイになります。
コメント